[2013年05月07日]

青簾好いた同士の世帯かな

尾崎紅葉(1867~1903)

青簾(あおすだれ)が夏の季語。簾、玉簾も同意の季語です。
青簾は、青い竹を細く割って編んだ簾です。青さが涼しい感じを与えてくれます。もともとは宮中で4月1日の衣更えの日に。新しい簾を御殿にかけかえました。民間では、夏の日差しをさえぎるために、あるいは目隠しといった実用のために架けるようになりました。
この句は、新婚生活を始めたばかりの男女をあたたかく見つめている作者の心情が伝わってきます。おそらくこの二人は親の反対を押し切って駆け落ち同然で世帯を持ったのでしょうね。「青簾」が新しくかけられ、清清しい風が吹き渡っている部屋。その青簾が新婚の気分を象徴しています。ほかに道具も見当たらないといったことまで想像されますね。
作者おざき・こうようの紹介は、2005年7月9日を参照。
(出典:石 寒太編「よくわかる俳句歳時記」ナツメ社、2010年刊)
・今朝はちょっぴり冷えました。北国では雪の知らせ。富士山は綺麗に晴れ上がっています。連休明けの仕事はつらいでしょうが、気力で乗り切ってください。

投稿者 m-staff : 2013年05月07日 09:40

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