[2013年05月09日]

草炎に堪えてひそかや蝮とり

西島麦南(1895~1981)

蝮(まむし)とりが夏の季語。蝮、蝮蛇、蝮酒も同意の季語です。
4月28日に家族で近くの「太田和つつじ公園」に出かけたところあちこちに「まむしに注意」に立札を見かけました。以前はこのようなことが無かったので誰かが蝮に咬まれたのだとわかりました。
蝮は、日本各地に生息する毒蛇で、主に湿地の草むらに潜んでいます。身体はやや太くて短く、頭部は三角形で首が細く、背中は灰褐色または黒褐色です。上あごに長い牙があり、敵にからみつくとこの毒牙で液を注します。毒はあまり強くありませんが、手当てが遅れると命を落すこともあります。
この句は、草が繁茂している草炎の中で、堪えて我慢をしている蝮とりの様子を表わしています。誰もが嫌う蝮を捕まえるのですから、作者は相当勇気のある人と見ました。背筋が寒くなりますね。
作者にしじま・ばくなんの紹介は、2005年6月26日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・昨晩は井岡選手のボクシングを見ました。技術が素晴しい。これで内山、井岡と日本には魅力あるチャンピオンが揃いましたね。

投稿者 m-staff : 2013年05月09日 10:22

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/4398