[2013年05月13日]

椎若葉白々と墓地暮れにけり

富田木歩(1897~1923)

椎若葉が夏の季語。樟若葉、樫若葉も同意の季語です。
裏の武山はいま、常緑樹の若葉が茂りあって噴きあがるように見えます。一口に緑と言って様々な種類がありますね。
ブナ科の常緑高木で、関東以西に自生して、庭木としても多く育っていますが、神社や寺の境内には巨木が見られます。枝が密生して力強く壮大な樹形の若葉が萌え出す様子は印象的です。スタジイとツブラジイは里山や屋敷林に多く、成長すると20メートルを越します。いずれも初夏に古い葉が落ちて、すぐに黄緑色の若葉におおわれて、樹木は金色の傘をかぶったようになります。
この句は、椎若葉が繁茂している墓地に夕暮れが白々と迫ってきて、何やら幻想的な雰囲気をもたらしています。椎若葉と墓地と夕暮れが奇妙に呼応していますね。
作者とみた・もっぽの紹介は、2005年7月28日を参照。
(出典:辻 桃子監修「俳句の草木」創元社、2005年刊)
・朝の3時からヤンキースのイチローと黒田の試合を夢うつつに見ました。試合は勝ちましたが、頭がぼんやりしています。

投稿者 m-staff : 2013年05月13日 08:34

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