[2013年05月14日]

影を出ておどろきやすき蟻となる

寺山修司(1935~83)

蟻が夏の季語。山蟻、大蟻、黒蟻、蟻の道、蟻の穴、蟻の列、蟻の塔、蟻塚も同意の季語です。
寺山修司が亡くなって今年で満30年、各地で彼の遺徳を偲ぶ催し物が開催されています。
そこで当サイトでも彼の句を掲出して見ましょう。
蟻を地面にしゃがみこんで、じっと見ていると、一生懸命に獲物を運ぶ姿に感動すら覚えますね。蟻も蜜蜂同様に、女王蟻、押す蟻、働き蟻があります。せっせと働いているのは働き蟻ですね。夏に働き食糧をたくわえて冬は地中にこもります。かのイソップの童話「アリとキリギリス」を思い出します。
この句は、何かの影で懸命に動いている蟻が日向に出てきて驚いた様子をよくとらえています。その動き方の面白さに、作者は鋭敏に感応しています。確かにちょっかいをかけなければ蟻は危害を加えてはきませんね。驚かしてはいけませんよ。そっとしておきましょう。
作者てらやま・しゅうじの紹介は、2005年5月6日を参照。
(出典:角川書店編「合本俳句歳時記第三版」、2003年刊)
・日本維新の会の橋本徹大阪市長の「風俗業の活用を」の発言は、いささか奇をてらっていると見ました。このところ維新の会は退潮傾向にあり、ここで一発劣勢を挽回しようとしているようにも思えます。

投稿者 m-staff : 2013年05月14日 09:39

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