[2013年05月15日]

父母老いぬ殻うす光りかたつむり

鍵和田秞子

かたつむり(蝸牛)が夏の季語。かたつぶり、ででむし、でんでんむしも同意の季語です。
かたつむりは、陸生の巻貝。半透明の渦巻きの殻を背負い、頭に長短の角を二対持っています。関東地方に多いのは、みすじまいまいで、殻の直径は3.5センチ、2センチほどの高さで、黒っぽい3本の帯斑があります。雨のときに特に活動し、桑や野菜に害を与えます。
「梁塵秘抄(りょうじんひしょう」に「舞へ舞へかたつぶり、舞はぬものならば、馬の子や牛の子に蹴させてん、踏みわらせてん、まことに美しく舞うたらば、花の園まで遊ばせん」とあります。角があるからと安心して牛の子にふまれるなというような意味です。親しみのわく虫であると同時に、角、争うといった受け取り方をしていますね。
この句は、蝸牛を見ていて、両親の骨が薄く、柔らかく、折れやすくなってゆく姿に、いっそうの哀感が込められていますね。
作者かぎわだ・ゆうこの紹介は、2005 年5月28日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)
・夏の参院選に向けて政治家が暗躍していますね。民主党の惨敗が見えます。

投稿者 m-staff : 2013年05月15日 10:08

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