[2013年05月29日]

育ちゆく子供にかまけ草もとらず

福田蓼汀(1905~88)

草もとらずが夏の季語。草取、草むしり、除草、草取女も同意の季語です。
夏は雑草が茂りやすいので、しょっちゅうこれを取り除かなくてはなりません。炎天下に畑で頬かむりをしたり、麦藁帽子をかぶって、ひっそりと草取をしている風景に出会うことがあります。この仕事は、老婆や草取女が昔からの出番でした。また、公園や道路で男女の労務者が除草しているのもよく見かける光景ですね。
この句は、家庭でも朝夕に庭の草むしりをするのを忘れてしまい、挙句には子供の育成に手をとられて、草の茂ったまま放置してしまった、と嘆いています。
子供も草も手をかけなくてはよく育ちませんね。
作者ふくだ・りょうていの紹介は、2005年3月10日を参照。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」、2004年刊)
・今年は、早めに西のほうから梅雨が来ていますね。関東地方は6月に入ってからでしょうか。さて、「南海トラフ地震対策」と言っても茫然としてしまいますね。

投稿者 m-staff : 2013年05月29日 09:11

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