[2013年06月02日]

祭見にあひると亭主置いてゆく

文挟夫佐恵

祭が夏の季語。夏祭、祭礼、宵祭、夜宮、御輿、山車、祭囃子、祭太鼓、祭笛、祭衣、祭提灯、祭髪なども同意の季語です。
5月から6月にかけては夏祭りのシーズンです。春秋の祭は農事との縁が深くて地方の氏神が中心ですが、夏は厄災除去のための祭で都会風の派手さがあり、御輿の渡御が中心になります。この頃の祭はだんだんと宗教心が薄れて観光化していますね。
この句は、どこの祭の見物でしょうね。祭に熱心なのは女性のほうで、年を取ると亭主の動きは緩慢になります。尻が重いのはアヒルと一緒で、亭主を置いて出かけてしまったという仕立てが笑わせますね。句の中にアヒルが出てくるとどの句も生き生きとして来るから不思議ですね。
作者ふばさみ・ふさえの紹介は、2006年12月26日を参照。
(出典:村上 護著「きょうの一句」新潮文庫、2005年刊)
・今日は大風が吹いています。昨日の運動会のあとの静寂がグランドを満たしています。

投稿者 m-staff : 2013年06月02日 09:10

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