[2013年06月10日]

父も子も音痴や野面夕焼けて

伊丹三樹彦

夕焼けが夏の季語。ゆやけ、夕焼雲、梅雨夕焼も同意の季語です。
夕焼けは1年中見ることが出来ますが、夏はとくに美しく、壮大なところから、夏の季語になっています。日没の太陽光線は、大気を通過する時間が長いために、青色の光は拡散して、波長の長い赤色だけが多く通過してくるのでいつもより鮮やかに赤く見えます。
「朝焼けは雨、夕焼けは晴れ」ということわざが古くからあります。私のところでは、夏は富士山の向こうが夕焼けとなります。
この句は、父と子が機嫌よく一緒に歌を歌いながら、夕焼けの野面(のずら)の道を歩いてゆきます。父は、自分が音痴なのを分かっていますが、子供まで音痴だとは、ついぞ気がつきませんでした。音痴は、遺伝するという血筋が見えてきます。ほほえましい情景ですね。
今日は、時の記念日。
作者いたみ・みきひこの紹介は、2005年4月1日を参照。
(出典:清水哲男著「「家族の俳句」歳時記」主婦の友社、2003年刊)
・皇太子と雅子さんが結婚して20年、早いものですね。皇室の話題は、マスコミの銭の種。差し引いて見てゆきましょう。

投稿者 m-staff : 2013年06月10日 09:27

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