[2013年06月11日]

掌に承けて虎尾の柔かさ

富安風生(1885~1979)

虎尾(とらのお)が夏の季語。虎尾草(とらのおそう)、をかとらのをも同意の季語です。
今日も散歩道の雑草に混じって一杯に虎尾草が咲いていて風に揺れています。花の形そのものも特徴があって面白く感じますね。
さくらそう科の多年草。日当りのよい山野のどこにでも自生していて、地下茎で増えます。茎は分岐せずに直立していて、高さは60~90センチほど。白い小花の集まった花穂が茎の頂に垂れます。下のほうからだんだんに咲いてゆき、先端が少しはね上がっていますね。とらのおの名前は、花穂が虎の尾に似ているところから付けられています。
この句は、実地にこの花を掌(て)にとってじっくりと観察しています。ひとつひとつの花は、くっきりとしていて五弁が美しくとらえられていることでしょう。
今日は、入梅。今年の気象庁は、梅雨宣言が早かったようですね。空梅雨の様相を呈しています。
作者とみやす・ふうせいの紹介は、2005年2月6日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)
・今日は午後から雨の予報。空気がしっとりとしてきました。ここ2、3日は梅雨らしい天気になります。

投稿者 m-staff : 2013年06月11日 10:22

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