[2013年06月13日]

十薬の今日詠はねば悔のこす

斉藤空華(1918~50)

十薬が夏の季語。どくだみも同意の季語です。
このところ、毎日散歩していて、やたらと十薬が目に付きます。この花は、ひっそりと梅雨時のつらさを耐えているように思えます。
どくだみ科の多年草。陰湿な土地に群れて自生する薬草です。独特の匂いが嫌われていますが、白い花が特に印象的です。10種類の薬効があるといわれています。
作者が十薬に仮託するのは、太平洋戦争に徴用されて、戦後帰還した後に結核になり、以後亡くなるまで病床にあったからです。生きると言うことに切羽詰った切実なものがあり、それがひしひしと伝わってきますね。明日の命が知れないほどの状態でしたから、今詠はねば明日がありません。
作者さいとう・くうげの紹介は、2007年3月6日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」講談社、1995年刊)
・プロ野球のボールをめぐっての報道によると、加藤コミッショナーや事務局長の進退にまで及ぶでしょうね。及ばなければなりません。柔道といい、野球といい、古い組織に新風が必要です。

投稿者 m-staff : 2013年06月13日 09:52

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