[2013年06月14日]

木下闇抜け人間の闇の中

平井照敏(1931~2004)

木下闇(こしたやみ)が夏の季語。下闇(したやみ)、木の下闇、木晩(このくれ)、青葉闇も同意の季語です。
夏になってさかんに茂った木立の中に入ると、暗い感じがします。この季語は、木の下陰の暗さとともに、明るいところから木の下に入った心理的な暗さも関係しています。古くから木晩、木暮、木暗しなどともいわれてきました。
夏の木立は、鬱蒼と茂っていて、昼なお暗いといった様子が見られますね。
この句は、そういった木下闇を抜けて、人間の世界に戻ってきてもそこにははかり知れない闇が待っていると自嘲しています。暗いユーモアが伝わってきますね。
作者ひらい・てるとしの紹介は、2005年4月17日を参照。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」、2004年刊)
・本格的な梅雨になりましたね。3日連続の雨です。洗濯物が乾きません。子供いる家庭は大変でしょうね。

投稿者 m-staff : 2013年06月14日 09:40

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