[2013年06月19日]

西方に向き鉄線の終の花

松崎鉄之介

鉄線が夏の季語。鉄線花、てっせんかずら、クレマチスも同意の季語です。
キンポウゲ科のつる性植物。中国が原産地。高さは2メートルになり、つるでまきついて伸びます。葉の付け根から大形の白色や紫色の花を開かせます。鉄線花の名前の由来は、つるが堅くて針金のようなところから付けられました。鉢植えで売られているのは改良種のクレマチスで様々な品種があります。
同じ作者に次の句があります。
亡き妻の植ゑし鉄線白ばかり  鉄之介
この句は、掲示した句と呼応していますね。西方浄土へ旅立った妻への追悼になっています。妻を送り、子を持たない作者の心情が鉄線花に託されていますね。
今日は、太宰治の桜桃忌。我が家では、孫の女児11歳の誕生日。
作者まつざき・てつのすけの紹介は、2005年4月8日を参照。
(出典:青柳志解樹編「俳句の花・上巻」創元社、2008年刊)
・桜桃はさくらんぼのことですね。
桜桃のなかの一粒凛として  風伯

投稿者 m-staff : 2013年06月19日 09:52

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