[2013年07月02日]

あかるさはほたるぶくろの中にこそ

辻 桃子

ほたるぶくろ(蛍袋)が夏の季語。釣鐘草、堤燈花、雨降花も同意の季語です。
梅雨時によく見られる花で、雨降花とも呼ばれ、雨に濡れた色合いは格別美しく見えますね。
キキョウ科の多年草。全国の山野に自生しています。草の丈は50~60センチほどで茎は直立して茎、葉ともに粗い毛があります。枝の先端には堤燈をぶらさげたような釣鐘型の花を下向きにつけます。花の色は普通は淡い紅紫色ですが、白色、紅紫色も見られます。子供が花筒の中に蛍を入れて遊んだことから蛍袋と呼ばれますが、「火垂る」という説もあります。
この句で「あかるさ」と言っているのは、別に花に蛍を入れているからではありません。花の一瞬の印象を表現しています。包まれているからこその「あかるさ」です。
この句は、1991(平成3)年刊行の「童子」に所収されています。
作者つじ・ももこの紹介は、2009年3月13日を参照。
(出典:大岡 信著「新 折々のうた2」岩波新書、1995年刊)
・6月はサッカーの月でしたね。7月は野球になりますよ。米国のオールスターが楽しみです。昨日の勝ちでダルビッシュが選ばれるかもしれません。

投稿者 m-staff : 2013年07月02日 09:25

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