[2013年07月11日]
プールを出ず勝者と敗者手をとりあふ
小川双々子(1922~2006)
プールが夏の季語。プール開き、プール熱も同意の季語です。
ベランダから見える富士見小学校のプール開きは、ちょっぴり寒い7月1日でした。見ていると、プールに入るまでに、先生の注意が長く続いていて、子どもたちが早く入りたくてじれていたのが印象的でした。25メートルの短水路です。また、泳げない子の緊張した様子がうかがわれます。
この句のように、水泳競技は、海や川では同じ条件が作りにくいので、プールで行われます。条件が一定して設備などの点でプールは水泳場として好ましい場になりますね。水泳競技では、確かに勝者も敗者も水の中で相手の健闘を称えあっています。普通に見馴れた風景ですが、いつ見ても清清しい印象がありますね。
作者おがわ・そうそうし紹介は、2005年8月17日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・サンフランシスコの飛行機事故、カナダケベック州の列車事故、異常気象が影響している人災かもしれませんね。
投稿者 m-staff : 2013年07月11日 09:47
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