[2013年07月15日]

裸子をひとり得しのみ礼拝す

石橋秀野 (1909~47)

裸子(はだかご)が夏の季語。裸、丸裸、赤裸、裸身、真つ裸も同意の季語です。
夏になると暑さをしのぐには裸になるのが一番自然な姿と言えます。冷房などの普及で習慣が変わってきましたが、着るものをなくすのが自然ですね。まことに裸になっても暑いのは暑いのですが、気分的には爽快感が得られます。
この句には、幼児をひとり残して死んでゆく母としての愛惜がうかがわれます。1945(昭和22)年の作品です。今から考えると不自然ですが、当時は結核は不治の病でした。作者は28歳で亡くなっています。礼拝はここでは「らいはい」と読みます。キリスト教では「れいはい」と読みます。自らの子供に対して今は礼拝をするしか仕方がないと悲しんでいる気持ちが深く伝わってきますね。
今日は、海の日。お盆、中元が始まります。
作者いしばし・ひでのの紹介は、2005 年9月7日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」講談社、1995年刊)
・イチローの前半戦は、打率2割8分3厘。ホームラン6本で終わりました。頑張っていますね。

投稿者 m-staff : 2013年07月15日 11:05

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