[2013年07月18日]

尾を曲げて瑠璃の濃くなる糸蜻蛉

堀口星眠

糸蜻蛉(いととんぼ)が夏の季語。灯心蜻蛉、とうすみ蜻蛉、とうしみ蜻蛉も同意の季語です。
糸蜻蛉は、名前のとおり、弱弱しい感じを受けますが、明るいイメージがありますね。大きさは3~4センチほどで、細長く透明で、かよわそうに飛んでいます。日本には20種類ほどいて、黄緑、青緑、黒色などが見られます。飛び方は4枚の羽を小刻みにひらひら動かし、止ると上に立てています。動きがたおやかですから、すぐにつかまえたくなりますね。
この句は、糸蜻蛉の美しい一瞬の動きを鮮やかにとらえています。瑠璃(るり)は青色のことです。まことに美的センスの備わった様子が見えてきます。
この句は、1990(平成2)年刊行の「樹の雫」に所収されています。
作者ほりぐち・せいみん紹介は、2005年8月27日を参照。
(出典:大岡 信著「第十 折々のうた」岩波新書、1992年刊)
・昨日のオールスターゲームはマリアーノ・リベラのためにあった試合でした。素晴しい
選手ですね。

投稿者 m-staff : 2013年07月18日 10:56

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