[2013年07月24日]

噴水にはらわらの無き明るさよ

橋 閒石(1903~92)

噴水が夏の季語。吹上げ、噴上げ、噴泉、ふき水も同意の季語です。
噴水は、公園や庭などの池に設けられて、水を色々なデザインで噴き上げる仕掛けで、特に夏場には涼味が得られて楽しいものですね。噴水は、明治10年の博覧会に外国の庭園から我が国に取り入れられたものです。夜間には照明によって様々な色彩を与えたり、また、高さや水量の変化によって、その美的効果を狙った噴水が各地に見られます。ただし、水不足の時が困りますね。
この句は、普通には考えもしない「虚」をついて言葉の世界で表現しています。「はらわたの無き」と言われれば、確かにそうですね。それを「明るさよ」と指摘した鮮明さに感慨を催します。
この句は、1992(平成4)年刊行の句集「徴光」に所収されています。
作者はし・かんせき紹介は、2005年5月4日を参照。
(出典:大岡 信著「新折々のうた2」岩波新書、1995年刊)
・昨日は都心でゲリラ豪雨。横須賀は遠雷が聞こえていましたが、何とか持ちこたえました。今日は午後から雨のようです。関東はそれでも水不足。神奈川は大丈夫のようです。

投稿者 m-staff : 2013年07月24日 09:20

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