[2013年07月26日]

わが夏帽どこまで転べども故郷

寺山修司(1935~83)

夏帽(なつぼう)が夏の季語。夏帽子、麦藁帽子、かんかん帽子、パナマ帽子、海水帽子、登山帽子なども同意の季語です。
夏にかぶる帽子には様々なものがありますね。いっときのように誰もがかぶっていると言った光景は見られなくなりましたが、第二次大戦ごろまでは、高級なパナマ帽子、白やクリーム色のヘルメット帽、麦藁帽子のかんかん帽子などがよくかぶる人がおりました。今は、日照りの中に出かける時に、ぐるりにつばのついた簡単なものを利用していますね。
作者は今年死後30年。故郷は青森県。この句は少年の頃に作られました。強風に吹き飛ばされて「わが夏帽」が転がってゆきます。しかし、ここは閉ざされた世界であり、それが外の世界まで転がり出ることはありません。少年の外の世界にまであこがれている切ない気持ちを詠った青春の一句です。
作者てらやま・しゅうじの紹介は、2005 年6月7日を参照。
(出典:村上 護著「きょうの一句」新潮文庫、2005年刊)
・高校野球神奈川大会は190校参加の全国一の激戦区。昨日今日と準々決勝。昨日は「ハマのドクターK」桐光学園の松井投手が横浜高校に敗れました。球にキレがありませんでした。

投稿者 m-staff : 2013年07月26日 09:40

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/4486