[2013年07月29日]

二人してしづかに泉にごしけり

川崎展宏(1927~2009)

泉が夏の季語。泉川、やり水も同意の季語です。
泉は、その清涼感から夏の季語になっています。古くは「泉」と「清水」は区別をせずに使われてきましたが、泉は湧き水が湛えられて状態、清水は湧いてくる水の清さ、冷たさを指して言います。汗をかきながら山道を歩いて、綺麗な水に出会うと、暑さも疲れも吹っ飛んでしまいますね。
泉の水が濁ったのは、水を手で掬って飲んでいたからでしょうね。手の動きによって泉の底の砂がまきあがったからです。そのために、水の清らかさがいっそう目立っています。「二人して」という言葉には何の説明もありませんが、どこと無くほのかな色気が漂ってきますね。きっと、若い二人でしょうね。
この句は、1978(昭和53)年刊行の句集「義仲」に所収されています。
作者かわさき・てんこう紹介は、2006年2月21日を参照。
(出典:大岡 信著「第七 折々のうた」岩波新書、1989年刊)
・ヤンキースによる松井秀樹の引退式は事前に知っていましたが、眠くて目が持ちませんでした。その後の試合でイチローは4打数安打、あのソリアーノのヒットで逆転勝ち。

投稿者 m-staff : 2013年07月29日 09:25

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