[2013年08月02日]

夜は秋やひやりとふれし椅子の肱


臼田亜浪(1879~1951)

夜は秋やが夏の季語。夜の秋も同意の季語です。
8月に入ると、「土用半ばにはや秋の風」といわれるように、夏も終わりごろになると、夜は涼味がまして、虫の声も聞こえ始め、ふと秋のように感じることがあります。そのような夏の終わりの季節感を「夜の秋」と言います。
現在では、夏から秋への移り変わる微妙な季節を表すのに使います。現実的には、残暑が厳しくてなかなか秋はやって来ませんね。8月いっぱいまで暑さは残ります。時には9月になってもまだ暑くて閉口する時もあります。
この句は、晩夏のころに、「椅子の肱(ひじ)」にひやりと触れた冷たさを「夜の秋」と表現しました。そのディテールの微妙な感じが伝わってきます。
作者うすだ・あろう紹介は、2005年5月31日を参照。
(出典:石 寒太編「よくわかる俳句歳時記」ナツメ社、2010年刊)
・変な麻生副総理、またまた失言。遺憾で済む問題ではありません。でも本人は気がついていません。それが不幸の始まりです。

投稿者 m-staff : 2013年08月02日 09:15

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