[2013年08月06日]

原爆忌子がかげろふに消えゆけり

石原八束(1919~98)

原爆忌が夏の季語。広島原爆忌、原爆記念日、広島忌、長崎忌、平和忌、原爆の日なども同意の季語です。
あれからもう68年が経ちました。1945(昭和20)年8月6日広島市に、続いて8月9日に長崎市に原子爆弾が投下され、あわせて30万の人命が失われました。生き延びた人も原爆症で現在に至るまで死者が続いています。
これによって戦争は終ったけれども、原爆投下といった人類の歴史上の最大の汚点は消えることはありません。この日は犠牲者の霊を慰めて全世界で哀悼の意を表します。
この句は、かげろうのごとく消えていった、いたいけな子供に対しての作者の鎮魂歌です。
この句は、1955(昭和30)年刊行の句集「秋風琴」に所収されています。
作者いしはら・やつかの紹介は、2005 年4月5日を参照。
(出典:阿部誠文著「輝ける俳人たち」邑書林、1996年刊)
・八月や一空に帰す戦雲  風伯

投稿者 m-staff : 2013年08月06日 10:13

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