[2013年08月15日]

堪ふることいまは暑のみや終戦日

及川 貞(1899~1993)

終戦日が秋の季語。終戦記念日、終戦、敗戦日、八月十五日も同意の季語です。
1945(昭和20)年8月15日は、日本がポツダム宣言を受諾して、昭和天皇が詔勅をラジオで放送して、第2次世界大戦が終結しました。終戦記念日、敗戦忌、終戦日と様々なニュアンスを変えて言われますが、戦争を否定して、平和に徹して生きることを常に新たにすべき一日ですね。戦争を知らない子どもたちが増えてきて、時とともに戦争のことは忘れようとしますが、被爆のことを含めて戦争の非人間性を決して忘れてはなりません。戦争を経験したものはそのことを次代の若者に伝える義務があると思います。
この句は、今年のように猛暑の年にはよく気持ちが伝わってきますね。最近読んだ赤坂真理著「東京プリズン」(河出書房、2012年刊)は、新しい観点で日本の近現代を展望しています。現在の憲法は、一方的に押し付けられたと考えるのではなく、東西冷戦の産物として、世界平和のために、日本人は努力すべしと説いています。同感。
作者おいかわ・てい紹介は、2005年8月22日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・敗戦を終戦といふ記念の日  風伯

投稿者 m-staff : 2013年08月15日 09:52

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