[2013年08月27日]

信濃愉し木の根つこから秋風湧き

草間時彦(1920~2003)

秋風が秋の季語。秋の風、金風、爽籟(そうらい)、風爽やかも同意の季語です。
軽井沢に、姪の結婚式で23日、24日に出かけました。あいにく23日は雨。地元の人たちは久しぶりの雨でとても喜んでいましたが、結婚式に参加するほうは、口では「雨降って地かたまる」などと言いながら大変な思いをしました。24日は一転して晴れてまるでこの句のような状態でしたね。
この句の「秋風が湧く」という表現はなかなかお目にかかったことはありません。しかし、避暑地の軽井沢や志賀高原では、そのように感じることが多くあるかもしれません。お盆が過ぎてもまだまだ暑い東京から行くと軽井沢は温度が10度くらい違います。ひんやりとしています。木の根っこに湧く秋風はまことに涼新たという印象を受けました。「愉(たの)し」という気分にさせられましたね。
作者くさま・ときひこの紹介は、2005 年7月11日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」講談社、1995年刊)
・今朝も涼しい風が吹いています。蝉がベランダに転がっています。それでもまだ鳴いています。死ぬまで鳴いていることでしょう。

投稿者 m-staff : 2013年08月27日 09:39

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