[2013年08月28日]

どんぐりの山に声澄む小家族

福永耕二(1938~80)

どんぐり(団栗)が秋の季語。橡(くぬぎ)の実、団栗独楽も同意の季語です。
団栗といえば、可愛らしい、ころころしている、大きい、小さい、丸い、長いなどと直ぐに表現したくなりますね。
ブナ科の橡や樫、コナラなどの木の実で、堅くなめらかな堅果を半球状の殻でなかば覆っているのが特徴ですね。縄文時代は貴重な食糧になっていました。韓国では今でも「ムック」というこんにゃくのような食品が広く食べられています。
この句は、団栗の山へ小家族で出かけて、そこに落ちている団栗を拾い出したところ余りの多さに辟易している様子が伝わってきます。「小家族」という言葉がそのような想像をかきたてますね。声が澄んでいるというのですからきっと少女が混じっているのです。
作者ふくなが・こうじの紹介は、2006 年4月9日を参照。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」、2004年刊)
・昨夕、「ダイヤモンド富士」を見ました。これは、夕陽が富士山の頂上に下りる現象を言います。それは見事なもので、生きていてよかったと感ずる瞬間です。

投稿者 m-staff : 2013年08月28日 09:27

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