[2013年08月29日]

さわやかにおのが濁りをぬけし鯉

皆吉爽雨(1902~83)

さわやか(爽)にが秋の季語。爽気、秋爽、爽涼、さやけし、さやかなども同意の季語です。
爽やかは、秋になって気温も落ち着いて、さっぱりとして心地のよい清清しい気分のことを言います。この季語は主観的で実像を伴わないので、その人の気分に任せられていますね。
この句は、池の濁った水の中にいた鯉が澄んでいるほうへ移動して、初めてはっきりと姿を現した美しさに感動している様子がうかがわれます。「濁り」から「爽やか」への変化は、夏から秋への移ろいとともに重なって季語が効いています。この句は、1944(昭和19)年に作られています。戦時下の作者の思いが伝わってきますね。
作者みなよし・そううの紹介は、2005年4月30日を参照。
(出典:石 寒太編「よくわかる俳句歳時記」ナツメ社、2010年刊)
・シリア情勢が緊迫しています。アサド大統領は、見るからに欲の塊の印象がありますね。それが人民の不幸。どうなることでしょうね。

投稿者 m-staff : 2013年08月29日 10:11

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