[2013年09月02日]

虫鳴くやわが半生の不眠症

相馬遷子(1908~76)

虫鳴くが秋の季語。虫、虫の声、虫すだく、虫時雨も同意の季語です。
一般的には、蝉、蜂、蛾、蝿、蜻蛉などの昆虫を「虫」と言います。特に俳句では、鈴虫、松虫、蟋蟀などの秋になって美しく鳴く虫を指して、その総称を「虫」と呼んでいます。
虫の鳴き声は、私たち日本人の「ものの哀れ」に共鳴した伝統的な俳句の世界で主題になっています。秋の寂しさと同時に、命の愛おしさやはかなさを感じさせてくれますね。このように記述しているそばで虫が鳴いています。
この句は、作者が「不眠症」にかかって困っている半生に比較して、虫の鳴き声は高らかに、生命の躍動を伝えてくれている、と詠っています。不眠症になったことの無い私としては辛いだろうなという気がしています。
作者そうま・せんし紹介は、2005年5月2日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・少し涼しくなりました。シリア問題はオバマ大統領を大変困らせています。アメリカの国益とは何でしょうね。介入しないほうが得策と思います。

投稿者 m-staff : 2013年09月02日 09:43

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