[2013年09月03日]

風の盆風のこぶしは地に返す

石 寒太

風の盆が秋の季語。おわら祭、八尾の廻り盆も同意の季語です。
風の盆は、毎年9月1日から3日まで、富山県八尾(やつお)町で行われる民俗行事。盂蘭盆会の祖霊を祀る行事であったものが、後に風害を防ぎ、豊作を祈願する風祭と集合したものと言われています。
高橋治の「風の盆恋歌」で有名になりました。当日は、町中が仕事を休み、雪洞を燈して、法被、編み笠姿の若い男女を中心に全町の人々が夜を徹して踊り明かします。笛、太鼓、尺八、三味線、胡弓などに合わせて「越中おわら節」を歌い踊ります。
若い男衆は、法被姿に笠の男踊りに注目すれば、天に向かって振り上げた両のこぶしは風をつかんで、地に返すように振り下ろします。
この句は、次の句もあります。
男踊り風のこぶしは地に返す  寒太
ここでは「男踊り」が季語になります。
作者いし・かんた紹介は、2005年2月18日を参照。
(出典:石 寒太編「よくわかる俳句歳時記」ナツメ社、2010年刊)
・今夏は異常気象。猛暑、多雨、少雨。おまけに秋になると竜巻。地球温暖化の影響がいたるところに出ていますね。

投稿者 m-staff : 2013年09月03日 09:33

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