[2013年09月04日]

小鳥来て何やら楽しもの忘れ

星野立子(1903~84)

小鳥来てが秋の季語。小鳥、小鳥渡るも同意の季語です。
俳句では、小鳥といえば、秋になって日本に渡ってくるいろいろな小鳥、また山地から低地へ移る小鳥を総称して言います。主に北方から渡って来る鴨、雁、鶴などの中型以上の鳥の渡りは、それぞれの名前を冠して「初鶴」、「雁渡る」、「鶴来る」などと言います。その他は、群れをなして小鳥の渡りです。ひわ、つぐみ、れんじゃく、などの小鳥は、10月上旬から下旬にかけて日本に渡って来ます。
この句は、どちらかといえば、山地から低地へ移動した小鳥を詠っていますね。夏には見られなかった小鳥が、秋になると庭先などで愛らしい鳴き声を聞かせてくれます。何か忘れていた楽しいものを思い出させるようです。「もの忘れ」が楽しいとは、面白い発想ですね。
この句のほかに、次の句があります。
鳥渡る思ひ遥けくありにけり  立子
この句は、鳥が渡って行くのが寂しいと感じています。
作者ほしの・たつこ紹介は、2005年2月9日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)
・午前9時20分頃に関東・東北に震度4の地震がありました。深度400キロとか。外は雷が光っています。久しぶりの雨です。

投稿者 m-staff : 2013年09月04日 09:42

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