[2013年09月09日]

重陽や底岩までも汐の澄み

有働 亨(1920~2010)

重陽(ちょうよう)が秋の季語。重九、重陽の宴、菊の節供、九日節供、菊の日、菊水、菊瓶なども同意の季語です。
陰暦の9月9日で、陽数の九が重なるので、重九、重陽と呼んでめでたい日になっています。古くは、高い丘に登って、菊花酒を飲んで邪気を払いました。平安時代に、宮廷行事となり、天皇は臣下に宴をたまわり、詩歌文章を課されました。正月七日、三月三日、五月五日、七月七日とともに五節供と呼ばれています。今ではそのようなことは行われていませんが、九月九日を秋祭りに宛てているところもありますね。
この句は、海岸べりでしょうか、重陽を寿ぐかのように、汐が澄んでいるせいか、底の岩までもが澄み切って見えていると詠っています。気分爽快な句です。
作者うどう・とおる紹介は、2006年12月28日を参照。
(出典:石 寒太編「よくわかる俳句歳時記」ナツメ社、2010年刊)
・今日は新聞休刊日。1年中で一番のニュース「新東京オリンピック」の記事が見られません。残念。その代わりにテレビはどのチャンネルも報道しています。

投稿者 m-staff : 2013年09月09日 10:13

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/4533