[2013年09月10日]

烏瓜一つ見いでてあまたある

千代田葛彦(1917~2003)

烏瓜(からすうり)が秋の季語。玉瓜、玉草も同意の季語です。
朱紅色の実が枯れた蔓から下がっているのが印象的ですね。烏がついばんで中をからにするところから、烏瓜というのかもしれません。
ウリ科のつる性多年草。人家の近くに自生していて、多くは木や竹などに絡み付いています。葉は瓜の葉に似ていますね。花の後に楕円形の青い実がなって、秋から冬にかけて朱紅色に熟して、蔓からぶら下がっています。中に種があり、黒くて蟷螂(かまきり)の頭のようでもあり、結び文に似ているので「玉草」とも呼ばれます。
この句は見たそのままが句になっていますね。一つ見つけると、ずらずらと顔を出してきて、鑑賞者が楽しくなってしまいます。
作者ちよだ・くずひこ紹介は、2006年1月17日を参照。
(出典:辻 桃子監修「俳句の草木」創元社、2005年刊)
・「東京オリンピック2020」招致成功のニュースで列島が沸きかえっています。特にプレゼンの女性3人が好評ですね。

投稿者 m-staff : 2013年09月10日 09:12

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