[2013年09月15日]

照れば金日かげれば銀芒かな

下村梅子(1912~2012)

芒(すすき)が秋の季語。薄、尾花、花芒、芒野、糸すすきも同意の季語です。
昔むかし札幌の薄野にあった小学校を卒業しました。明治の頃はそれは見事なススキの原っぱだったと古老が言っておりました。
ススキはイネ科の多年草で、その名前の由来は、ススキの「スス」をすくすく生い立つ意味とする説や神楽鈴の木(神楽に使う鳴り物用の木)によるとする説があります。中空の茎の中には神霊が宿るとされています。夕日の中で山野を覆うススキが揺れている様子はまさに素晴しい景色ですね。
この句は、そのススキが日が当たれば金、日が翳れば銀に見えると詠っています。荘厳な風景が見えるようです。
作者しもむら・うめこ紹介は、2006年12月3日を参照。
(出典:多田道太郎著「おひるね歳時記」(筑摩書房、1993年刊)
・台風18号が関東地方を視野に入れて迫っています。十分に注意してください。

投稿者 m-staff : 2013年09月15日 14:18

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