[2013年09月16日]

としよりの日のとしよりの雨男

秋元不死男(1901~77)

としより(年寄)の日が秋の季語。老人の日、年寄りの日も同意の季語です。
今日は、敬老の日。毎年、9月の中旬に行われます。この呼び方にはいささか面がゆい印象がありますね。老いを素直に受け入れるためにも、「老人の日」とか「年寄りの日」と呼ぶべきでしょうね。
この記念日は、1951昭和26)年から始まり、1966(昭和41)年から国民の祝日になりました。老人を敬愛し長寿を祝う日です。
この句はの作者はきっと「雨男」なのでしょうね。ご自分が年寄といわれるようなり、しかし、いつも大事な日には雨が降る「雨男」であることに気づきました。どことなくユーモラスな感じがしますね。そういえば評論家の鶴見俊輔は、俳句を「もうろく文学:として評価しています。もうろくして定まらぬ自我の老人の言葉を俳句の形式が受け止めてくれと言っています。
この句は、1980(昭和55)年刊行の「秋元不死男全句集」に所収されています。
作者あきもと・ふじおの紹介は、2005年4月24日を参照。
(出典:坪内稔典著「季語集」岩波新書、2006年刊)
・台風18号は「大雨台風」ですね。各地で川が氾濫しています。どうぞお気をつけください。

投稿者 m-staff : 2013年09月16日 09:24

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