[2013年09月20日]

昼灯る仏間が見ゆる竹の春

柴田白葉女(1906~84)

竹の春が秋の季語。竹伐るも同意の季語です。
竹は、普通の植物とは反対に秋になると、緑を濃くするのでこれを「竹の春」と言います。竹は、春には竹の子を出して繁殖しますが、そのために養分を取られて、親竹が衰えます。これを「竹の秋」と言います。しかし、秋になると若竹が一人前に成長しているので、親竹は青々としてくるのです。このことが俳句では、機知に富んだ言葉として「竹の春」を生み出しました。このように通常とは反対に春秋を逆にとらえた感覚に面白みがあります。
この句は、秋のお彼岸の法事でしょうか、昼間から仏間には灯りが灯っていますね。外では竹が青々として茂り、緑が一杯です。
今日から彼岸入り。秋分の日は23日です。
作者しばた・はくようじょ紹介は、2006年7月4日を参照。
(出典:辻 桃子監修「俳句の草木」創元社、2005年刊)
・台風18号が北へ去ってからは、朝晩がめっきり涼しくなりましたね。秋刀魚や唐黍の美味しい季節になりました。

投稿者 m-staff : 2013年09月20日 09:29

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