[2013年09月25日]

かくれ住む間に目立つや葉鶏頭

永井荷風(1879~1959)

葉鶏頭(はげいとう)が秋の季語。かまつか、雁来紅(がんらいこう)も同意の季語です。
作者は、小説家の文筆の傍ら、古風な俳味を愛して楽しい句を多く作りました。その孤高の生き方に多くのファンがいます。
葉鶏頭は、ひゆ科の1年草。インドが原産地。淡い緑や紅色の小さな花が葉腋に球状に集って咲きますが、それは目立たず、もっぱら葉を観賞するために庭などで栽培あされます。1メートルほどの茎に紫紅色や黄色の細長い葉が互生します。
雁の来るころは深紅なので雁来紅とも言います。かまつかは古名。
この句は、作者が人の世から隠れ住んでいる庭にひっそりとしかし猛々しく咲いていると詠っています。その気持ちはよくわかりますね。
作者ながい・かふう紹介は、2005年1月8日を参照。
(出典:青柳志解樹編「俳句の花・下巻」創元社、2008年刊)
・台風20号がこれからやってきます。大リーグのダルビッシュ、黒田が熱闘。お互いに勝負の瀬戸際です。

投稿者 m-staff : 2013年09月25日 10:22

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