[2013年10月03日]

おのづから穹にみちあり鳥わたる

伊藤凍魚(1898~1963)

鳥わたるが秋の季語。渡り鳥、小鳥来るも同意の季語です。
昔から渡り鳥は、繁殖地と越冬地を異にして、定められた季節に毎年移動を繰り返します。あたかも穹(そら)に道がすでにあるように、群れをなす鳥は本能的に大空を迷うこともなく飛来しています。作者は、戦後札幌に住みましたが、この句に代表されるように北方への思いは渡り鳥に深く投影されていますね。
作者いとう・とうぎょは、福島県会津若松市の生まれ、大学卒業後樺太(からふと)の製紙会社に勤務、戦後は北海道に移住して北海道俳壇の振興に尽くしました。俳句は中学生のころからはじめ、大学に在学中は内藤鳴雪、高浜虚子の指導を受けました。「鹿火屋(かびや)の編集を手伝いました。樺太では「氷下魚(かんかい)」を主宰しました。
(出典:村上 護著「今朝の一句」講談社、1995年刊)
・この時期はプロ野球の選手の引退が毎日報道されています。その中で日本ハムの斉藤祐樹選手が久しぶりに登板、まだまだ本格的ではありませんね。調整が必要です。

投稿者 m-staff : 2013年10月03日 09:10

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