[2013年10月08日]

ちりぢりに日のあるうちの秋の蟻

勝又木風雨(1914~97)

秋の蟻が秋の季語。蟻穴に入るも同意の季語です。
「蟻穴を出る」は春の季語。「蟻穴に入る」は秋の季語になっています。蟻にとって夏は稼ぎ時で働き蟻の姿をよく目にしますね。しかし、「秋の蟻」はそれよりも気ぜわしく、巣穴から出て、ちりぢりになりながら日暮れまでよく働きます。昔から「蟻の思いは天に届く」といって、力の弱い者への励ましの言葉になっています。
作者は蟻の働きぶりを温かく見守りながらこれから始まる北海道の冬に思いをいたしています。
作者かつまた・もくふううは、千葉県の生まれ、札幌市で「衣匠かつ又」を営みました。俳句は、1933(昭和8)年に「室蘭ゆく春会」に入会し、室積徂春門となりました。後に伊藤凍魚の「氷下魚」に参画します。凍魚を通じて飯田蛇笏に師事し、「雲母」同人となります。札幌で俳句結社「北の雲」を主宰しました。句集に「雲の放浪」他があります。
(出典:村上 護著「今朝の一句」講談社、1995年刊)
・今、熱中しているのは大リーグのプレイオフ。アメリカンリーグとナショナルリーグの代表チーム決定戦。どこのチームも投打のバランスを取るのに苦労しています。その中でも、ドジャースとレッドソックスで決まりというのが私の予想です。

投稿者 m-staff : 2013年10月08日 09:04

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