[2013年10月09日]

秋鯖を心祝ひのありて買ふ

宮下翠舟(1913~97)

秋鯖(あきさば)が秋の季語。
昔からの例えで「秋鯖は嫁に食わすな」といわれています。脂の乗った秋鯖は、通にいわせると答えられない旨さがありますね。この句のように祝い事ならば鯛がよいのですが、ことさらに改まるのも仰々しいので、心持だけの祝いということで実質的な鯖にしたのでしょうね。これはけちというよりは風流からきたものです。作者は江戸っ子。本当の食通はこのようなものでしょう。東京下町の本所育ちで味にはうるさいようでした。鯖は秋になると面白いほどたくさん釣れるので、秋の海釣りでは鯵釣りと並んで盛んですね。
今日は、寒露。北海道あたりでは初氷が記録されるのもこのころです。
作者みやした・すいしゅうの紹介は、2006年10月8日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・楽天の田中将大投手が偉大な記録を作りました。24勝1セーブ。彼が投げると打線が奮起するというジンクスは最後まで崩れませんでした。さあパリーグを制覇して日本シリーズに勝って日本一になってください。

投稿者 m-staff : 2013年10月09日 09:51

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