[2013年10月12日]

月の人のひとりとならむ車椅子

角川源義(1917~75)

月が秋の季語。上弦、有明月、月よみ、新月、弦月、宵月、夕月、月白、月光、月明、月夜、三日月、月影など多くの同意の季語があります。
秋は、大気が済んで月は美しく見えますね。
作者は俳人、国文学者。1945(昭和20)年に復員して、角川書店を創立、出版活動を通じて俳人協会の設立、俳句文学館の建設など、俳壇の活動を促す役割を果たしました。没後まもなく句集「西行の日」が刊行されました。
この句は、癌で入院した作者が車椅子で病院の屋上まで運んでもらい、名月を観賞したときの句です。「月の人」はかぐや姫でしょうか。表現は平明でも寂寥感が深く伝わってきます。また、「月の人」を「月の客」などと同じに、月に対座する人の意味と捉える見方もありますね。
作者かどかわ・げんよしの紹介は、2005年3月24日を参照。
(出典:大岡 信著「第三 折々のうた」、朝日新聞、1983年刊)
・プロ野球のクライマックスシリーズ開始。阪神と広島、西武とロッテ、さあ先勝したほうが有利。投手のでき次第ですね。

投稿者 m-staff : 2013年10月12日 08:25

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