[2013年10月16日]

くわんのんの慈眼無量の秋のかぜ

八幡城太郎(1912~85)

秋のかぜ(風)が秋の季語。秋風(あきかぜ、しゅうふう)、素風、金風、鳩吹く風も同意の季語です。
この季語は、初秋から晩秋までの秋風一般に使います。金風は中国の五行説から来た言葉で色に配しては白(無色)で、素風ともいいます。
この句は、観音を平仮名で「くわんのん」としたところに作者の自在さが感じられますね。観音菩薩は、大慈大悲で民衆を救います。その計り知れない仏様の恩をどのように受け止めたらいいのでしょうか。その間に立って導くのが僧侶の役割ですが、作者は日蓮宗の僧正でした。
俳句的には、常にはるか彼方に光を欣求しながら句を作り上げるのが救いの道であるとして、常寂光土を求めました。
作者やはた・じょうたろうの紹介は、2007年12月14日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」講談社、1995年刊)
・台風26号が強烈な雨風を伴いながら北へ去ってゆきました。一晩中ごうごうと風の音がしてまんじりともしない夜でした。
これで今年の台風は終わってほしいと思いますが、まだ来るという予報もあります。やれやれ。

投稿者 m-staff : 2013年10月16日 09:23

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