[2013年10月20日]

白菊に八方澄める遠嶺かな

石 昌子(1911~2007)

白菊が秋の季語。菊。黄菊、大菊、小菊、厚物咲、懸崖菊、菊の宿、菊日和なども同意の季語です。
菊は、日本人の精神に様々な関わりのある花ですね。ここでは、大輪の白菊でしょうか。あたりに荘重な趣があり、それがために諸方は澄み切っています。「菊日和」という季語も菊が咲くから日和になるとまで考えられますね。この句から遠嶺(とうね)までも澄んで見える日本の秋を感じます。
今日は、恵比寿講誓文払い。
作者いし・まさこは、愛知県の生まれ、俳人杉田久女の長女。「ホトトギス」除名に端を発する母の汚名をそぐために俳句を始めました。「玉藻」所属、個人誌「うつぎ」を発行。著書「杉田久女」ほか。
(出典:村上 護著「今朝の一句」講談社、1995年刊)
・風雨が強い朝を迎えました。伊豆大島の皆さんは一部避難をしています。そして、今週末には台風27号が接近します。どうか無事を祈ります。

投稿者 m-staff : 2013年10月20日 09:28

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