[2013年11月02日]

檸檬一滴二楽章始まりぬ

浦川聡子

檸檬(れもん)が秋の季語。レモンも同意の季語です。
檸檬は、アメリカ西海岸カリフォルニアからの輸入品が多いためか、紅茶や西洋料理の添え物になるためか、西洋の匂いがする果実ですね。日本では季節感の薄い果実になっていますが、秋の季語です。
みかん科で原産地はインド。秋になると果実は黄熟して檸檬独特の色になり、とても香りがよく好まれます。檸檬といえば口中がすっぱくなりますね。
この句は、静謐の中に何の曲でしょうか、ちょうど第二楽章が始まるときに、紅茶へ檸檬を一滴入れました。静かな中にも音楽の華やかさとその裏側の寂しさが感じられますね。華やかさと静寂の対比が見事です。翻訳小説のような味わいがあります。
作者うらわか・さとこは、1958年生まれ。1986年より石寒太主宰の「炎環」に所属、同人。1993年に現代俳句協会新人賞受賞。1995年に第一句集「クロイツェル・ソナタ」を刊行。
(出典:浦川聡子著「水の宅急便」、ふらんす堂、2002年刊)
・今日で今年の野球も見納めでしょうか。大リーグも終わり、日本シリーズだけ。楽天が巨人に王手をかけていますが、あともう1試合見てみたい気もします。そうなると田中将大に始めて負けがつきます。さて、どうなることでしょうか。

投稿者 m-staff : 2013年11月02日 08:53

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