[2013年11月11日]

湯豆腐のかけらの影のあたたかし

飴山 実(1926~2000)

湯豆腐が冬の季語。
我が家は、1年中、豆腐料理が食卓を賑わせています。欠かしたことはありません。
でもこの作者のように鍋の中でゆっくりと揺れている豆腐のかけらへ親しみを持って見たことはありませんでした。このような情景は日常的ですが、それがひとつの詩になるなんてなんと素晴らしいことでしょうね。まるで豆腐がうたっているようです。その豆腐の「影」を「あたたかし」と捉えていて大いに共感をしました。心の中まで温かみがしみとおってゆくようです。
この句は、1989(平成元)年刊行の句集「次の花」に所収されています。
作者あめやま・みのるの紹介は、2007年6月27日を参照。
(出典:大岡 信著「第九 折々のうた」、朝日新聞、1991年刊)
・寒くなりましたね。北海道は雪です。これからは来年の4月ごろまで雪との共生が始まります。それにしてもフィリッピンでは、台風30号で多くの人々が高潮の被害を受けています。東日本大震災を思い出しますね。

投稿者 m-staff : 2013年11月11日 09:29

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