[2013年11月13日]

卓上の石炭一箇美しき

三橋敏雄(1920~2001)

石炭が冬の季語。たん、いしずみ、五平太、岩木なども同意の季語です。
冬になると、子供のころは、石炭ストーブのお世話になりました。身近なものの代表でした。今ではめったに目にすることはありませんね。石炭は、炭化の程度により、無煙炭、黒炭、褐炭、泥炭といった区分けがあります。そのままストーブで焚いて燃料にするか、ガスや油を採取して利用します。このところは、中国の大気汚染の主役ですね。
この句のように、卓上に黒光りする石炭がひとつ、というのは風変わりで、それによって周りのものや空気が変わってくるから不思議ですね。
この句は、1979(昭和54)年に刊行の句集「鷓鶘(しゃこ)」に所収されています。
作者みつはし・としおの紹介は、2005年1月21日を参照。
(出典:大岡 信著「新 折々のうた2」、朝日新聞、1995年刊)
・今朝は今年一番の寒さとか。雪をかぶった富士山が朝日を浴びてきれいに見えます。

投稿者 m-staff : 2013年11月13日 09:05

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