[2013年11月17日]

ふと咲けば山茶花の散りはじめかな

平井照敏(1931~2004)

山茶花が冬の季語。茶梅、姫椿も同意の季語です。
昔から「山茶花日和」というように、小春日和の花ですね。このような日に山茶花が散ってゆくさまはなかなか趣があります。
ツバキ科の常緑小高木。原種はひなびた白い花で、温暖の九州や四国などに自生しています。観賞用に庭に植えられているものは園芸種で種類も多く揃っています。椿に似ていますが、葉がやや細くのこぎりのような歯があり、枝に褐色の毛があります。清楚な趣が好まれますね。
この句は、山茶花の特性である咲けばすぐに散る物の命の不思議さの様子が伝わってきます。
この句は1979(昭和54)年に刊行の「天上大風」に所収されています。
作者ひらい・しょうびんの紹介は、2005年4月17日を参照。
(出典:大岡 信著「第三 折々のうた」、朝日新聞、1983年刊)
・昨日は句会のあとで忘年会。帰る途中で震度4の地震。まだ東日本大震災の余震?

投稿者 m-staff : 2013年11月17日 09:14

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