[2013年11月21日]

やはり嘆きて逝きしと告げよ木枯に

折笠美秋(1934~90)

木枯が冬の季語。凩も同意の季語です。
このところ毎日強風が吹いています。木枯らしは、冬になって吹く強い風で、木を吹き鳴らすということから「木枯」といいます。「凩」は国字で「風」を意味しています。「几」と「木」を組み合わせたものです。この風が吹くと木々の枝が鳴り、木の葉を吹き飛ばします。人々はすくんで冬の訪れを実感します。
この句の作者は、横須賀市の生まれで新聞記者。筋萎縮性側索硬化症という難病にかかり、56歳で亡くなりました。全身不随の状態で句作を続ける姿が感動を呼び、テレビドラマにもなりました。「告げよ」の相手はご家族で、特に妻への問いかけです。無念の思いが伝わってきますね。境涯俳句として心に留めておく一句です。
作者おりがさ・びしゅうの紹介は、2012年1月18日を参照。
(出典:黒田杏子著「暮らしの歳時記」、岩波書店、2012年刊)
・「特定」という名前がついた法律のほとんどは、昔から現場を知らぬお役人が頭の中で作ったものと思われます。今度の「特定秘密保護法」も、とりあえず国会を通してから後は実施しているうちに直せばいいと安易に考えているように見えます。

投稿者 m-staff : 2013年11月21日 09:21

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