[2013年11月22日]

見えぬ一病憎み愛し冬ざるる

角川源義(1917~75)

冬ざるるが冬の季語。冬ざれ、冬されも同意の季語です。
この季語は、冬になって草木がすっかり枯れ果てて、空には重い雲が垂れこめ、見渡す限りに荒涼としている風景、またその様子を指しています。寒風が吹き、山野の様々なものが荒れて寂れてゆくさまが「冬ざるる」なのです。日常では「冬ざれ」も「冬ざるる」もほとんど使われない言葉ですが、語感から冬の雰囲気が伝わってきますね。
この句は、難病に侵されている作者が直る見込みもなく、憎いが愛するしかないかと諦観している様子が見えてきますね。外は冬の寂寥の世界が広がっています。
今日は、小雪。24節気のひとつ。寒さまだ深からず、雪また大ならずの意味です。
今日は「いい夫婦の日」だとか、ああそうですか、といった感じですね。商魂見え見え。
作者かどかわ・げんよしの紹介は、2005年3月24日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・今月は、雨降らぬ日が続いています。乾燥にご注意を。気管支が、いがらっぽい感じです。

投稿者 m-staff : 2013年11月22日 09:28

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