[2013年11月23日]

万両にゆきとどきたる箒かな

橋本鶏二(1907~90)

万両が冬の季語。
万両は、千両よりもまさるという意味で、千両よりも実が大きくて紅の色が寂びて重々しく感じられます。葉の緑も濃く豊かです。やぶこうじ科の常緑小高木。果実は冬の赤く熟しますが、春になっても落ちることはありません。なお、千両は葉の上に実をつけますが、万両は葉の下にたれています。
この句は、箒が行き届いている、と詠っていますが、これは反語的で、実際は箒要らずのことを指しています。誤解しそうですね。
作者は、高浜虚子の門下で「鉄腕一打、自然従順」と絶賛され、写生の力を称えられました。
今日は、勤労感謝の日。
作者はしもと・けいじの紹介は、2010年9月21日を参照。
(出典:多田道太郎著「おひるね歳時記」、筑摩書房、1993年刊)
・昨日から連れ合いは、山梨県大泉の友達の山荘にお出かけ、一人でのんびりしています。相模湾には、シラス漁の漁船が10隻見えます。猪瀬東京都知事は、石原慎太郎前都知事に足を引っ張られましたね。

投稿者 m-staff : 2013年11月23日 09:15

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