[2013年11月25日]

晩年の過ぎゐる枯野ふりむくな

斎藤 玄(1914~80)

枯野が冬の季語。枯野道、枯原、枯野原、枯野宿、枯野人、朽野(くだらの)も同意の季語です。
冬になり一面に生い茂っていた草も枯れて、虫の音も途絶えてしまった荒涼とした野原を言います。中世の歌人や連歌師たちがこのような風景を詠うようになりました。
芭蕉に次の句があります。
旅に病で夢は枯野をかけ廻る  芭蕉
この句以来。俳句を作る者たちによって特別な意味を持つようになりましたね。
この句は、もちろん芭蕉の句をベースに、昔を振り返っても何のことはない、前を向いて明日を考えてゆくことのほうが大事と教えてくれます。
作者さいとう・げんの紹介は、2005年9月27日を参照。
(出典:多田道太郎著「おひるね歳時記」、筑摩書房、1993年刊)
・そろそろ年賀状の宛名の整理を始めよう。来る数が減るにつれて、毎年少しずつ出す数も減っています。そのうちに絶えることでしょうね。

投稿者 m-staff : 2013年11月25日 09:47

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