[2013年12月03日]

サラリーマンぞろぞろぞろと年暮るる

清水基吉(1918~2008)

年暮るるが冬の季語。
年の暮、歳晩、年末、年の末、年の瀬、年の終、年の残り、年尽く、年果つ、年つまるなども同意の季語です。
12月もそろそろと押し迫って新年の準備に追われるころとなりました。一年の節目の年末ということで、職場でも多忙に拍車がかかりますね。
作者は、横光利一に小説を学び、戦中に芥川賞を受賞した作家です。俳句は石田波郷に師事しました。
この句は、通勤者の苦い経験が生かされていますね。掲句はよく見られる風景を積極的に取り入れています。「年暮るる」の季語がよく効いています。
この句は、1973(昭和47)年刊行の「冥府」に所収されています。
作者しみず・もとよしの紹介は、2006年1月26日を参照。
(出典:大岡 信著「第五 折々のうた」、朝日新聞、1986年刊)
・2013年の「流行語大賞」は、異例の4語。「じぇじぇじぇ」「今でしょ!」「お・も・て・な・し」「倍返し」。どの語も一種の社会現象を生み出しましたね。語の裏にはその言葉を発した人物の姿が浮かんできます。

投稿者 m-staff : 2013年12月03日 09:22

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