[2013年12月06日]

自転車を漕ぐ寒星の宙の中

相馬遷子(1908~76)

寒星(かんぼし)が冬の季語。冬の星、荒星、寒星(かんせい)、凍星(いてぼし)星冴ゆなども同意の季語です。
冬の夜空の星で一番鮮やかなのは寒天の星でしょうね。頭上に輝くのはその星だけで、闇のとばりはすべてを均等化してしまいます。
作者は医者で長野県の佐久に住んでいました。夜中に呼び出される急患の往診にたった一人で自転車を漕いでゆきます。その漆黒の田舎道で、道を走っているというよりは宙(ちゅう)を漕いでいるという感覚に陥ったのでしょうね。
同じ作者に次の句があります。
寒星の真只中にいま息す  遷子
この句もそのような上述の情景を彷彿とさせてくれます。
作者そうま・せんしの紹介は、2005年5月2日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・プロ野球の新ポスティングが合意の様子。これで楽天球団には20億円が入ります。どのように利用するのか楽しみです。選手には年棒が増加しますから良しとしなければなりませんね。

投稿者 m-staff : 2013年12月06日 09:41

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